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声が小さい時は「Can you speak up?」

パソコン通話で使う高品質なマイクのイメージ

 オンライン英会話のレッスンだけで無く、電話や日常会話でもそうですが「話相手の声が小さくて聞こえにくい」と言うのを経験した事は有りませんか?

 オンライン英会話や電話の場合には、相手先の声をパソコンや電話機のボリューム機能を変更する事により相手の声を大きくしたり小さくしたりと調整する事ができますが、ボリュームを最大にしても「聞き取りにくい」と言う事は良く有ります。

 その場合、もし相手が日本人ならば、「すいません、少し大き目の声で話して頂けませんか?」と言えば全て問題は解決してしまう訳ですが、それが英語、さらに英会話初心者となると「どのような表現を使って相手へ伝えれば良いか」分からず困ってしまいます。

 そこで、ここでは、「もう少し大きい声で言ってもらえますか?」と言うフレーズについて紹介していきたいと思います。もちろん、初級者から上級者までの必須フレーズとなります。

「Can you speak up?」の解説

 フレーズ紹介からですが、「もう少し大きい声で言ってもらえますか?」と言う表現として、ここでは「Can you speak up?」と言う表現を覚えて頂ければと思います。

 「Can you」は、「~できますか?」と言う意味で、相手に対して「~が可能かどうか?」を尋ねる時に使われる表現で、「speak」は「話す」、「up」は「上げる」と言う意味となります。

 ここでのポイントは「speak up」、「より大きな声で言う(話す)」と言う意味を持つフレーズで、「speak(話す)」を「up(上げる)」と言う事から「話しを上げる」つまり「大きな声で話す」と言う意味になります。

 次に、「Can you」と組み合わせる事で、「あなたは大きな声で話す事ができますか?」と言う直訳から、「Can」の持つ「○○しても良い」と言う意味を使って、「もう少し大きな声で話してもっても良い?」と言う表現になります。

「Can you speak up?」を丁寧にする

 「Can you speak up?」と言うと、どちらかと言うと“友達の間”や“親子間”などの使われる日常会話的なフレーズになるのですが、どちらかと言うと軽い表現になります。

 そこで、続いては「Can you speak up?」の“丁寧な表現”となるフレーズの作り方について紹介していきたいと思います。

 「Can you speak up?」を丁寧な表現つまり敬語にする方法は非常に簡単で、「Can」を過去形である「Could」に置き換えるだけです。

 つまり、「Could you speak up?(もう少し大きな声で話してもっても良いですか?)」と言うフレーズになるのですが、語尾に「please(どうぞ)」を付けて、「Could you speak up, please?」とすると、さらに丁寧な表現に変化します。

英語での敬語の作り方

 日本語の場合、敬語を作るには相手に対して“自分を下げた表現”や“語尾を丁寧形”にする事により、「相手との距離」を示す事により丁寧な形を表していきますが、英語の場合には相手との「時差」を用いて敬語を作ってきます。

 そのため、先ほどの様に現在形の「Can」を過去形の「Could」に変更することで、敬語が簡単に作れちゃうんですね。意外と簡単でしょ?

「speak to」と「speak with」について

大きな声で相手が話している様子

 先ほどまで覚えてきた「Can you speak up?」に使われている、“speak”についての基本的な使い方である「speak to」と「speak with」についてもフォローしておきたいと思います。

 先にも紹介していますが、「speak」は「話す」と言う意味を持つ動詞ですが、「to(~に)」を加えて「speak to」とする事に「○○(人)と話す」と言う意味になります。

 また、「with(~と一緒に)」を語尾に付け加えて「speak with」とした場合にも「○○(人)と話す」と言う意味のフレーズとなるため英会話初級者は使い方について混乱してしまいます。

 そこで、折角「speak」を覚えたので「speak to」と「speak with」の使い方について、簡単に紹介しておきたいと思います。

「to」と「with」の意味を知っていれば分かる

 さて、先ほど「to(~に)」、「with(~と一緒に)」と紹介していますが、この「speak to」と「speak with」の違いについても「to」と「with」の意味さえ知っていれば簡単に理解する事ができます。

 「to」と言うのは“向き”や“方向”を示す単語で、「speak to」とすると「相手に対して(相手の方向へ)話す」と言うイメージで、「I speak to you.」とすると、「あなたに向けて話す ⇒ あなたと話す」と言うニュアンスになります。

 この表現が一般的に使われる訳ですが、「with」の持つ「一緒に」と言うニュアンスを取り入れて、「I speak with you.」とすると、「あなたと一緒に話す ⇒ あなたと話す」のニュアンスが加えられて、どちらかと言うと“相手と自分の双方向の会話”をイメージさせる表現になります。

「with」で伝える気持ち

 「speak with」についてですが、「to」を「with」にする事で“相手の意見との交換”と言うニュアンスを暗に秘める事ができます。

 そのため、ビジネス局面によっては「I want to speak with you.」とする事で、“相手の意見を聞きたい”と言うイメージを暗に込める事も可能になります。

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